メッセージ

カーボンオフセットの普及、低炭素社会への転換にむけて

神奈川県環境農政局環境保全部環境計画課長 伊藤靖志

地球温暖化の主な原因である二酸化炭素排出量の増大は、家庭生活、企業活動、輸送交通など社会経済活動のあらゆる面で多くのエネルギーや資源を消費してきた結果であり、県民、事業者、団体、行政などすべての主体が地球温暖化問題に取り組むことの重要性を認識し、ライフスタイルやビジネススタイルを見直していく必要があります。
県では、化石燃料に依存した「エネルギー多消費型の社会」から地球環境への負荷が少ない「低炭素社会」への転換を促し、良好な環境を将来の世代へ引き継ぐことを目的とした「神奈川県地球温暖化対策推進条例」を平成21年7月に制定するとともに、地球温暖化対策に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図る基本的な計画として「神奈川県地球温暖化対策計画」を平成22年3月に策定し、様々な取組みを進めているところです。 この「神奈川県地球温暖化対策計画」では、重点的な取組みの一つとして「見える化、インセンティブ化によるライフスタイルの転換」を掲げています。これは、日常生活におけるエネルギーの利用や、商品・サービスの製造・使用等に伴う二酸化炭素排出量の「見える化」を推進し、エネルギー利用の削減や、より二酸化炭素排出量の少ない商品・サービスの購入・利用に「インセンティブ」を付与することにより県民の環境配慮行動を促すもので、環境ラベルによる商品・サービスの選択方法や「カーボンオフセット」について周知を図っています。
昨今では、食品や日用品の他にも、カーボンオフセット付はがきやカーボンオフセット付旅行など、様々な商品・サービスでカーボンオフセットが利用されていますが、こうした商品・サービスがさらに広がることによって、二酸化炭素などの温室効果ガスが「コスト」であるという認識が社会全体に広がり、その削減努力を促すことによって、低炭素社会への転換につながると考えています。
本協議会は、環境省の支援を得て、企業を中心として県内の各団体にカーボンオフセットの意義や活用方法について広報し、具体的な活用に結びつけるためのセミナーやマッチングイベントなどを開催するとのことであり、神奈川県としても積極的に協力させていただきたいと考えております。
本協議会の活動により、カーボンオフセットの普及、更には低炭素社会への転換の流れが作り出されることを期待します。

企業の自主的な環境配慮活動を促進する一助へ

かながわ地球環境保全推進会議 企業部会長(神奈川県経営者協会 専務理事)石部裕通

今日の環境問題は、あらゆる事業活動や日常生活と深く結びついており、その解決のためには、私たち一人ひとりが環境問題を自らの問題として捉え、環境への負荷の少ない生活や事業活動を実践していくことが必要です。
「かながわ地球環境保全推進会議」では、県民、企業、NPO、行政など県内で活動する全ての主体が常に環境に配慮して行動し、協働・連携して取組を進めることが必要と考え、構成団体それぞれが普及啓発活動や率先的行動に取り組み、持続可能な社会を実現することを目指しています。
中でも、企業においては、エネルギー不足(特に電力)への対応という新しく大きい制約の下で、引き続いて環境への負荷を低減させるための自主的な取組が求められています。環境マネジメントシステムの認証取得や環境報告書、環境会計の取組等と並んで、CO2を定量的に把握し相殺するカーボン・オフセットの取組は、企業の環境負荷低減の新たな手法として注目されています。
本協議会は、カーボン・オフセット等を活用に結び付けるための講演やパネルディスカッションを行っており、企業の自主的な環境配慮活動を促進する一助となっています。 当推進会議企業部会としても、本協議会に積極的に参加させていただき、カーボン・オフセット等の活用が一層広がるよう務めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

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